出典:ドテラ・ジャパン 情報サイト l doTERRA TIMES
皆さんは、怪しい商品をだれかにすすめられたことはありますか?
わたしも過去に怪しい商品をすすめられたことがあります。相手は、まつ毛パーマの個人店で接客をしてくれていた美人のお姉さんです。
発端は、お姉さんからの「最近アロマにはまっている」という話題でした。
過去に「へぇ~アロマ気になるんですよねぇ。」と興味を口にした瞬間、怒涛のアロマ愛、というよりアロマを扱っている会社愛を熱弁されました。
お姉さんの怒涛の熱弁におどろいたわたしは、「あはは……またホームページ見てみますね。」と愛想わらいで返答し、まつ毛をカールしてもらってその場を後にしました。
家に帰って会社名を検索してみると、会社名とあわせて「マルチ商法」「ネズミ講」という言葉が出てきたので、怪しさは増すいっぽう。
次に会ったときに勧誘されるかもしれないと考えると怖くなり、それ以来お姉さんのいるまつ毛パーマのお店には行っていません。
お姉さんが口にしていたアロマの会社名は「ドテラ」。
ここからは、ドテラが怪しいと言われる10の理由をお伝えしていきます。
記事を読むことで、
- ドテラがなぜ怪しいといわれるのか知りたい
- ドテラが怪しいのか怪しくないのかはっきりさせたい
という方の疑問を解消していきます。
ドテラアロマが怪しいと言われる理由
①購入するには会員登録が必要
ドテラの商品を購入するにはふたつの条件があります。
ひとつめは、商品を購入するには紹介者をとおす必要があること。一般的に商品の販売は、店舗や広告などを使いながら商品を消費者に販売しますが、ドテラは店舗がなく広告もありません。店舗の維持費や広告料がほとんどかからないぶん、製品の質の向上にお金をかけているというわけです。
ドテラは「個人の口コミ」によってビジネスを展開している会社ですので、紹介者をとおしてからでないと会員登録ができません。誰でも簡単に購入できる商品ではない、という部分に特別性を感じたり、「あの人が良いと言っているのだから良い商品にちがいない」といった心理的な効果をねらった販売方法です。
ふたつめは、会員登録が必要であること。会員登録料は発生しますが、会員になると商品を定価よりお安く購入できるというメリットがあるようです。
商品を購入するための条件があり、会員にならないといまいち仕組みがわからないという会社や商品の実態が明らかにされていない点に、怪しさを感じますね。
②マルチ商法
ドテラはマルチ商法を使って商品を展開する会社です。マルチ商法というと違法というイメージがありますが、マルチ商法は合法のビジネスです。
違法と呼ばれるのは、ネズミ講という商法です。ネズミ講は商品がなく会員費・入会料などのお金のやりとりが発生するビジネスです。いっぽうマルチ商法は、商品のやりとりが発生するビジネスです。アロマ製品を販売しているドテラはマルチ商法であるといえます。
ネズミ講とマルチ商法は、商品のやりとりが発生するか・しないかだけで見分けますが、仕組みは非常によく似ています。
ネズミ講とマルチ商法はおなじと思っているひとが多いので、マルチ商法と聞いて違法だから怪しいと思ってしまうのかもしれませんね。
③イベントを使った勧誘
マルシェやイベントなどで、「アロマハンドクリーム作り」「アロマ石けん作り」のワークショップブースを見かけたことはありませんか?
実はアロマ関連のワークショップは、ドテラの商品をひろめるための場所である可能性があります。
アロマのワークショップの魅力は、低価格で色々な種類のアロマに触れることができるといった点にあります。ワークショップに参加してアロマの魅力に触れることで、自然なかたちで勧誘ができるというわけです。
強引な勧誘は違法にあたる可能性があるので恐れる必要はありませんが、アロマ関連のワークショップは勧誘が根底にある可能性があることは知っておいてください。
軽い気持ちでワークショップに参加してみたら、会員登録する流れになってしまった……ということもあるかもしれません。本当にドテラに魅力を感じたのなら会員登録は自由ですが、後悔しないためにも会員になったあとの流れもよく理解しておく必要がありますね。
④飲めるアロマオイルを販売している
公益社団法人である日本アロマ環境協会(AEAJ)の公式サイトでは、アロマをあつかう際の注意点として「アロマを飲用しないこと」と書かれています。
参考:(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | アロマテラピーとは | 安全に楽しむために
しかし、ドテラの公式ホームページでは、アロマ(エッセンシャルオイル)の安全な使用方法のひとつとして、摂取することをすすめています。
参考:エッセンシャルオイルの安全な使用方法 | doTERRA Essential Oils
公益社団法人とは、内閣府に公益認定された法人であることから、信用性があります。ドテラのアロマは飲めるような特殊な製法で作られている可能性もありますが、健康被害が出ないかと心配になりますよね。
ドテラの公式ホームページには、容量をしっかり守って身体の様子をみながら摂取することをすすめているので、飲んだあとに健康被害が起こるのは自己責任ということなのでしょうか。アロマは食品でも医薬品ではないただの雑貨なので、本当に飲んでも大丈夫なのか疑問です。
アロマの公益社団法人と真逆のことを言っているという点は、かなり怪しく感じますね。
⑤店舗を持たない
ドテラは、マルチ商法という紹介を通じて顧客を増やしていくビジネスで資金を得ている会社です。店舗を持たないため、誰でも手に取りやすい商品環境ではありません。
何事も「良いな」と第一印象で感じたとしても、実際に試してみないと自分に合う・合わないはわからないものですよね。
店舗がないということは、お試しができないということです。実際に使うにはドテラの商品を使っているワークショップに出向くか、会員登録して購入するかのどちらかになってしまいます。
最初に抱いた印象と実際に使ってみた感想が違うということは、よくある話ですよね。簡単にお試しができないという点に、怪しさを感じてしまいます。
⑥勧誘が強引
実際に、わたしもまつげパーマのお姉さんにドテラの商品のことを良い言葉ばかりを並べて熱弁されたときに、「怖い」と感じました。
ドテラの商品のことを本当に良い商品だと思っているからこその熱弁だと思いますが、質問もしていないのに詳しい商品や会社の説明を聞かされるのはじつに苦痛です。
なにより、ドテラの商品や会社の理念に心酔しているような印象を受けたことが「怖い」と感じた原因です。会員になって商品を使うことにたいするメリットと一緒に、デメリットの説明もしてもらえていたら、印象も違ったのかもしれません。
マルチ商法でビジネス展開している会社は、少しでも興味を持った人に商品を買ってもらえるよう勧めてきます。勧誘はビジネスをしていく中であたり前の行動ではあるのですが、勧誘方法がやや強引に感じたのが正直な感想です。
⑦紹介者には報酬が支払われる
ドテラはマルチ商法でビジネス展開しています。会員数を増やすために紹介者には報酬が支払われるしくみになっています。
紹介をする人数に関してはノルマはないようですが、紹介したらしただけ報酬がもらえて得することを考えると、「紹介してみようかな」という気持ちにもなります。
本当にドテラの商品が良いと思って紹介しているならいいですが、報酬のために紹介していると思われても仕方がないのではと思ってしまいますよね。
紹介者の真意がわからないといった部分は、怪しく感じます。
⑧一定額の商品購入ノルマが発生する
ドテラに会員登録すると、毎月一定額の商品を購入しなければならないノルマが発生します。なかにはノルマを達成するために払うお金がなくなってしまい、結局続けられなくなったという方もいるようです。
自分のタイミングで商品を購入したい人にとっては、不向きなシステムですよね。
⑨ビジネス色がつよい
ドテラは紹介したら報酬がもらえるシステムを採用しているため、報酬目的で紹介したり、人を集めて会員登録に誘導するという人もいます。ドテラの紹介ビジネスだけで生計を立てていくのは難しいと思いますが、ちょっとした副業がわりにドテラを利用することもできます。
ドテラを勧誘してくる人が、本当に商品を良いと思っているのか、ビジネス目的なのかはわかりません。
⑩友だちを失う可能性がある
古い友人から急に連絡があり、なつかしさを感じながら会ってみるとマルチ商法の勧誘だった……というのはよくある話です。
報酬目的で勧誘している場合がほとんどなので、「利用された」とガッカリしてしまいますよね。
マルチ商法への勧誘は友だちを失いかねないので慎重に行うべきです。
ドテラは怪しい?まとめ
ドテラは店舗や広告を使って宣伝しないぶん、商品の品質にコストをかけているため、商品自体は良いものである可能性があります。
マルチ商法や、紹介者に報酬が入るなどのビジネスの展開方法に怪しさを感じてしまう人がおおいのではないかと感じました。
紹介者から話を聞いたりワークショップなどで試してみて、自分が「良い」と思ったなら会員登録しても問題ありません。
会員登録をすることのメリットだけではなく、デメリットもあわせて理解し、総合的に判断することが必要ですね。