出典:ゼネラルリサーチ
6つの形式で調査を行う市場調査の会社ゼネラルリサーチ。
モニター数は日本の人口の10分の1に相当する。その会社がなぜ怪しいといわれているのか、徹底的に調べてみた。
ゼネラルリサーチが怪しいと言われる理由
① NO,1調査
現在、「NO,1を取得させる」目的で調査を行う市場調査会社が多くリサーチ協会が警鐘を鳴らしている。
確かにネット広告を見れば、~NO,1が溢れているように感じる。そしてよく見れば”当社調べ“と注記してあるのだ。
こういった非合正なNO,1調査はゼネラルリサーチも例外ではなく、怪しいといえる。
聞いたこともないような商品、会社にNO,1の表記がある場合は少し慎重にならなければならない。
② 出所が不明
ゼネラルリサーチでは年間取引数12000件という実績があるが、どんな質問からこのような結果につながったのかなどの詳細は明らかにされない。
依頼者に対するプライバシーの保護、守秘義務の観点から非公表となっているようだが、中身がわからないまま結果を提示されれば怪しいと思わざるを得ない。
自分の感覚とは少しズレた調査結果があると、やはり怪しいと感じてしまう。
③ 同じ名前の会社がある
今回怪しいといわれている会社は市場調査の会社だが、General Researchという名前の会社がいくつか存在しており、その会社も怪しいといわれているようなのだ。
つまり他社の評判が影響しているということである。もちろんいい評判も影響してくるだろうが、消費者は悪い評判のほうが興味を惹かれる。
その結果、悪い評判のほうが強く影響し会社は不利益を被ってしまうのだ。
④ 名前を名乗った詐欺メールがある
昔の友達を装ったメールや、某ショッピングサイトからの支払い請求メールなど、メールを利用した詐欺があることはご存じだろう。
その詐欺メールの中でGeneral Researchを名乗ったものがあるようだ。ゼネラルリサーチとは全く関係ないようだが、名前を詐欺に使われてしまっては怪しいと言われる大きな要因となるだろう。
⑤ 大きな特色がない
市場調査会社はいくつも存在するのだが、調査結果はどこに頼もうが似たような結果になる場合が多い。
調査会社を変えても調査対象が変わるわけではないから当たり前なのだが、結果が同じでも依頼料は変わってくる。他より断然安いわけでもない、担当者が神対応なわけでもないとなると損をした気分になることもあるだろう。
それが怪しいといわれる原因になることもあるのかもしれない。
まとめ
以上が、ゼネラルリサーチが怪しいといわれる理由だと推測した。
確かにゼネラルリサーチの調査結果で1位を獲得している企業が多いことからNO,1調査に関しては怪しいと感じたが、他からの悪い影響も大きく受けているため、完全に怪しいとは言い切れない。
属性パネルが豊富でモニター数も多く、経験豊富なリサーチャーが手厚くサポートを行ってくれるようなので、市場調査会社を探しているのなら、候補に入れてみてはいかがだろうか。