出典:神山まるごと高専
神山まるごと高専は、これまでにない新しい学校と謳い文句で学校案内をしている。
さて、どんな新しい学校なのか調べてみた。
神山まるごと高専が怪しいと言われる理由
①徳島県神山町
神⼭町は、⼈⼝約5100人(2021年4月時点)の⼭あいの⼩さな町である。
2004年に神⼭町は、町内全域に光ファイバを整備した。
快適なネット環境と、豊かな⾃然環境に魅力を感じたIT系のベンチャー企業がオフィスを開設し集まりだした。
②ふるさと納税でできた学校?!
神山まるごと高専は、約15億円の設立資金準備が必要であったようだ。
そして企業版ふるさと納税の適用をうけ、学校の設立を試みた。
神山まるごと高専設立のため、ふるさと納税をした企業は、株式会社アカツキ・さくらインターネット株式会社・株式会社JMDC・スパークス・グループ株式会社・株式会社LITALICOなど、IT関連の会社が中心のようだ。
最終的には、総額100億円規模の資金を計11社から集めたようだ。
③神山まるごと高専はいつできた?
神山まるごと高専は徳島県名西郡神山町にある私立高等専門学校で、正式に開校の認可を受けたのは2022年8月31日だ。
そして、2023年(令和5年) 4月2日に開校した出来たての高専、とにかく1番新しい高専だ。
実績がどんなものか知りたいがまだよくわからないのが現実だ。
④神山まるごと高専の難易度は?
神山まるごと高専は入試倍率が高く、募集定員40名に対し2023年度の実受験者数は277名・実質倍率6.2倍、2024年度の実受験者数は241名・実質倍率5.6倍と高い競争率であった。
神山まるごと高専の入学試験は、少し興味深いものである。
試験内容は以下の通りだ。
- 課題レポート・学習力を重点的に評価
- 学力試験・ 数学と国語の試験
- 小論文:・受験生は自己の学習経験とそれに基づく自己評価を800字以内で著述
- ワークショップ:・実践的なスキルやアイデアを評価
- 面接・ 受験者の意欲や価値観を精査
神山まるごと高専の入試選抜の方法は、受験者と学校とのマッチ度合いを重視しており、多面的に受験者を総合判断しマッチしたものを選んでいるそうだ。
なんか選抜方法が曖昧な感じもするが、神山まるごと高専の入学選抜のやり方であろう。
⑤神山まるごと高専では何を学ぶ?
神山まるごと高専は、やはり高専ということもありカリキュラムの中心はモノをつくる力を育てることにある。
プログラミング(テクノロジー)とデザインの組み合わせで未来を変えようとする教育を行おうとしている。
そこに、起業家精神を養成する他に例を見ないない学校だ。
⑥神山まるごと高専は無料?!
神山まるごと高専は全寮制で、1学年40名の少人数制である。
授業料については、年間200万円と寮費が100万円かかる。
他に、入学金23万円が必要だ。
しかし、返済なしの給付型奨学金の立ち上げを目指し、民間企業から集めた約100億円の基金を運用して実現させた。
その理由は、家庭の経済状況に左右されず、誰もが学ぶことができる学校にしたいからだ。
世界を変える子供たちに勉強してもらいたいとの想いが強い。
⑦神山まるごと高専を卒業後は?
神山まるごと高専の卒業生はまだ排出していないが、予測される卒業後の進路は主に起業家として活躍することである。
また、就職する者もいるであろうし、大学への編入希望者もいる。
他の高専などとの違いは、卒業後直ぐに起業家を目指していることだ。
神山まるごと高専の口コミ
学生寮の給食を食べましたが凄く美味しかったです!
ワークショップに三男が参加!とても笑えて面白かったらしい。
魅力的過ぎる!本人も興味津々。
デザイナーって約20万人しかいないんですね.デザインを学ぶことの希少価値は高い。
実際のロボットを操縦できる体験がとても素敵です!
受かりたいんだったらさ自己分析、改善、あと計画、行動だよね
奨学生に選んでいただき、頑張ってます。
UI をデザインする未来が来たみたい。
まとめ
神山まるごと高専は2023年に開校した、自然が豊かな地域に位置する5年間全寮制で起業家を目指し学ぶ学校だ。
デザインがわかりモノ作りができる、そして事業も起こせる人材育成に力をいれた新設校だ。