出典:絆ホールディングス
絆ホールディングスが怪しいと言われる理由
企業の歴史と変遷
2008年にプロパンガスの販売を目的とする「ニチガスサポート株式会社」が創設された。
1〜2年という短いスパンで次々と新たな事業を立ち上げ、わずか16年で5つのグループ会社、総勢250名以上の社員を抱える企業にまで成長した。
この急速な成長スピードが「怪しい」という印象を抱かせる。
多角的な事業内容
先述の通り、異例の企業成長スピードは、その多角的な事業展開である。
主な事業内容はPR事業、ソリューション事業、コールセンター事業、加えて美容事業である。
プロパンガスの販売から始まった会社が2019年からネイルサロンをチェーン展開している。
ただ単に事業内容が多様なだけでなく、その関連性の低さから企業の方向性が見えづらいことも懸念要素の1つである。
株価の不安定性
2023年の秋、第1四半期の最終利益が前年同期比−3.0%だったことを受け、大きく株価が下落した。
赤字ではなかったものの、投資家の心象が芳しくなかったため、極端に売却されたものと考えられる。
社員の平均年齢が若すぎる
250名の社員を抱え、グループ全体の利益は年間75億円に上る企業にも関わらず、社員の平均年齢は28歳とかなり若い。
離職率が高く、社員が定着しないのではと疑いたくなるような数字である。
評価制度
実力主義の社風でインセンティブ制度やランキング制度を採用している。
そのため、働いても成績が伴わなければ、所謂”ワーキング・プア”となってしまう。
さらに、評価は年4回あり、昇給のチャンスも多ければ、給料が下がるリスクもその分だけあるため、給与が不安定であると推察される。
取材商法と高額な広告費
絆ホールディングスがスポンサーを務める動画配信サービスの番組から、”有料”での取材協力や出演依頼の連絡があった企業がある。
取材商法と言われるものだが、宣伝費が年間150〜300万円と高額であるため、迷惑電話としてネット上で共有されている。
噂に過ぎないが、このような口コミがネット上で拡散されている。
セールスの電話対応の態度が悪い
取材商法の迷惑電話と関連するが、営業の言葉遣いや態度が悪いという一部の声もある。
言葉遣いや態度の悪い営業からしつこく勧誘の電話があれば、その企業の印象や信頼が落ちるのはごく自然なことだろう。
絆ホールディングスの口コミ
完全にトップダウン
商材が少ない
人事異動が急で、基本的に拒否権はない
株式会社絆ホールディングスっていう会社から東京MXの番組に出てくれと問い合わせメールが送られてきたので、どんな話かな?と思ってメールを返信しても問い合わせに書かれてた電話番号に電話しても担当者に繋がらなかった
代表に掛けた処、150万円払えば番組に出してやるという内容だった
断ってもしつこく話す
出来の良い人にはインセンティブが入るが、その他大勢は全くノルマ達成できず、ワーキングプアとなっている
長時間労働で薄給。
コンプライアンス違反がはなはだしく、いわゆるブラック企業
なかなか解約できない定期便とかを扱っている
仕事ができる人はすぐに辞めていくので、良くも悪くも人の出入りが激しい
主に電話勧誘と離職者の口コミが多く、実力主義・結果主義の社風や労働環境、そしてそれに後押しされる形で強引な電話勧誘に繋がっているのではないかと推測できた。
まとめ
怪しいと言われる理由や口コミを解説したが、わずか16年でここまで企業が成長するには日々のビジネスチャンスを敏感に察知し対応するだけの会社の意思決定や方向転換が必要なはずだ。
まさにチャンスの神様は前髪しかない、という言葉通り、臨機応変に事業を拡大してきた結果である。
確かに、実力主義の社風は特に最近の日本の若者には馴染みのない価値観だが、逆にそれだけ競争の厳しい環境にいれば他の企業よりも圧倒的短期間でさまざまな経験やスキルを得られるはずである。
個人的には、その激しい環境を生き残っている精鋭たちが組織を強化し続け、ますます成長するだろうと期待して止まない。