ミライロidは怪しい？安全性、デメリット、使えない、マイナポータル連携

出典：ミライロID – 障害者手帳アプリ

ミライロIDで障害者手帳の利用が便利になるとのことですが、本当に期待できるのでしょうか？

HPを見るとメリットばかりのように見えますが、本当に信頼して使えるサービスなのでしょうか。怪しい点はないか、いろいろと気になりますよね。

そこで、『ミライロIDが怪しい10の理由』について検討してみました。

障害者福祉について勉強した筆者が、独自の見解も含めて書かせていただきます。

さらっと読むだけでも、ミライロIDのメリット・デメリットが一気に理解できます。ぜひご一読ください！

なぜミライロidは怪しいと言われるようになった？

『ミライロID』と検索すると、関連して『怪しい』『使えない』『安全性』といったワードが出てきました。

なぜ『怪しい』と言われるようになったのでしょうか。

さまざまな理由や原因として「使いたいときに使えない」「情報漏洩の心配」「まだ新しく十分に普及してない」といった点があります。

新しいシステムが立ち上がると、見慣れなさ、未知への不安から「本当に使っても大丈夫なのか」といった疑念が起こりますよね。

そのため、「使えなかった」「使うのが不安」「ミライロIDを知らない人が多い」等の感想や口コミが出ています。

結果、口コミを見た人から、ミライロIDはなんだか怪しいのではないかと思われたのでしょう。

ミライロidが怪しいと言われる理由

①使える場所が限られている？

ミライロIDのHPにはミライロIDが利用できる場所、対応している窓口について記載されています。

しかし、あらかじめ使える場所かどうか調べてから行かないと、現地で使えずにがっかりすることも。

出典：https://twitter.com/uhnHSV4wLUe8SbM/status/1740583999633002929

出かけた先で思いがけず障害者割引等が使えなかったら、非常に残念な気持ちになりますね。

ミライロIDが利用できない場合のために、原本の障害者手帳も併せて持ち歩いたほうがいいでしょう。

ミライロIDが使える場所：（情報元リンク先）https://mirairo-id.jp/place/

②知名度が十分でない？

障害者手帳の制度は昭和25年からスタートしています。対してミライロIDがリリースしたのは2019年。

まだ障害者手帳がアプリで使えるようになったことを知らない人も多く、ミライロIDの名称や利用方法なども、世間には十分に知られてはいません。

そのため、「ミライロIDの画面を見せても、窓口で断られてしまった」という声も上がっています。

大阪市内のプールでミライロIDの使用断られたわ。おじさん、なんも知らんくて、ワタシがただズルでもしようとしてるような扱い。現場が知らんかったらなんの意味もなくなる。

引用元：https://twitter.com/badnugubuubuu/status/1630857676505907200

その他、ネット上での声を見ていると、「窓口で『障害者手帳の写真じゃ使えませんよ』と言われた」という体験談も見かけました。

ミライロIDを使っている当事者以外では、まだまだミライロIDに馴染みがないようです。

従来の障害者手帳であれば一目でわかるのに、使おうとして断られたなんてがっかりしてしまいますよね。

理由①でも「使おうとしたのに使えなかった」という体験談がありました。加えて、知名度が十分でない現状も、ミライロIDは怪しいのではと思われてしまう要因のようです。

③マイナポータルと連携しなければ使えない？

ミライロIDの評判に関して、「マイナポータルと連携していないからと断られた」との口コミもありました。

障害者手帳アプリ『#ミライロID』と言うのがありスマホで証明できるのでありがたい。だが先日新幹線の割引を適用させようと思ったらアプリがマイナポータルと連携していないからと断られた。調べたら6/17から連携が始まったらしい。猶予期間半年は欲しいだろ。あとルール一辺倒でなく弱者に優しくね。

引用元：https://twitter.com/yamaken77/status/1681211298762330113

ミライロIDがリリースされた翌年、マイナポータルとの連携が開始しています。

株式会社ミライロ：（情報リンク先）https://www.mirairo.co.jp/information/post-20200616

マイナンバーカード情報との連携により、情報の信憑性が高まる等の利点があります。

しかし、連携をすませていないと障害者割引を利用できないなど、不便な点も。

④個人情報漏洩の心配や安全性は？

ミライロIDは障害者手帳の情報を記録しているアプリです。が、登録している個人情報が洩れる心配はないのでしょうか？

マイナンバーカードの情報漏洩問題なども度々起こり、各種情報のひも付け誤りは1万5000件を超えています。

現時点でもミライロIDに関して絶対安心とは言い切れません。

ミライロID、途中まで手続きを進めたんだけど…
迷いに迷って途中でやめちゃった。
情報漏洩的なセキュリティが気になって…
自身を守る術のない娘の個人情報を登録する勇気が足りなかった。

引用元：https://twitter.com/koz69787807/status/1634110069163053057

氏名年齢だけでなく顔写真や現住所も登録しているので、ミライロID登録を躊躇する一因になっているようです。

⑤なりすましや不正利用の可能性は？

障害者手帳には顔写真が入っています。たとえば運転免許証のように、誰かがなりすまして不正利用する危険性はないのでしょうか？

個人情報漏洩の心配についても先ほど触れましたが、個人情報が漏れてしまう不安は払拭できません。

誰かが不正アクセスして自分の名前で使われてしまったら、と思うと心配です。

⑥逆に不便になる場合もある？

障害者手帳がスマホで用アプリになることでもっと便利に使えるとのことですが、スマホを普段から使い慣れてない人には、かえって使いづらくなる可能性があります。

スマホに不慣れな高齢者や、指先での動作が不自由な利用者には、従来の障害者手帳のほうが扱いやすいのではという懸念があります。

特に注意しなければならない点として、

使いたいときにスムーズに使えるように、トラブルのないように気を付けなくてはならない点がいろいろ。

元の障害者手帳を持ち歩くほうが、かえって手間がかからないのではと思ってしまいそうです。

⑦使いたくても登録できないケースがある？

利用するのに登録手続きが必要なミライロIDですが、顔写真の掲載されていない障害者手帳は登録できません。

また、顔写真が不鮮明な場合も登録できないので注意が必要です。

⑧民間企業が運営しているため？

ミライロIDは株式会社ミライロによってリリースされています。

ミライロIDの個人情報取り扱いというか、どう情報を保護して、活用しているか知りたいな。障害者手帳のアプリ版は徐々に広まっているけど、これは公的機関ではなく民間企業なんですよね。

引用元：https://twitter.com/19hz/status/1630520650313142276

障害者手帳は公的なものですが、そのアプリ版は民間企業が運営してるのですね。

提携企業も多数あり、「利益目的では?」という疑念もよぎります。

⑨クーポン利用重視に見える？

障害者割引のことをミライロIDでは、ミライロクーポンと呼んでいます。

親しみやすくするためかと思われますが、なんだか印象として軽い感じがしますね。

クーポン利用を声高に宣伝している点を見ても、理由⑧と同様に「利益目的では?」と思ってしまいます。

⑩マイナンバー保険証の影響？

現在の保険証が廃止され、マイナンバー保険証へ移行されつつあります。

障害者手帳も、今後はアプリのほうがメインになるかもしれません。

現在の障害者手帳を使えなれた利用者は、できれば現在の障害者手帳を変わらず使い続けたいと感じているのではないでしょうか。

理由③で挙げたマイナポータルと連携が必要な点でも、不安が大きいようです。

ミライロIDを安心して使うポイントとは

調査してみると、本来便利なはずのミライロIDを「怪しい」と感じてしまう理由として、

の三点の要素が大きいとわかります。

では、安心して使うためにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。

気をつけたい点として、

利用方法など、公式HPに詳しく案内されていますので、正しく確認して利用したいですね！

令和３年度末の身体障害者手帳交付台 帳登載数は 約491万人。対してミライロID登録者数は2023年12月に30万人に届いたところです。

まだまだ利用率が高いとは言えません。しかし、今後さらに普及していけば、利用できる場所も広がっていくことでしょう。

ミライロidの簡単Q＆A

ミライロidは怪しい？まとめ

まだ普及拡大しはじめたばかりで、認知度の低さから不安な点もあります。しかし便利になる部分も多く、ミライロIDが使える場所も年々増えています。不安な点を正しく理解して、より活用していきたいですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。