大和心 通販(かぜとゆき通販)が怪しいと言われる理由
①創設者の差別的な発言
大和心通販(現在は改名し、かぜとゆき通販)は元DHC会長の吉田嘉明氏が立ち上げた会社だが、中国やロシア、北朝鮮を日本と敵対している国と表現したり、競合である他の大手通販会社の経営者に対して「元々は外国人の方に日本人の心がわかるのか疑問です」というような差別的な発言をしている。
主にSNS上で、前時代的な思想とも捉えられる発言に多くの批判が集まっている。
②DHCとの関連性
元DHCの会長が立ち上げた会社だが、健康食品や美容商品を扱っており、DHCと同じ市場である。
信頼と実績のあるDHCと競合する会社をDHCの創業者が立ち上げたことで、両社の関係性に対して懐疑的な印象を抱いてしまう。
③宗教じみたチラシデザイン
高額な制作・広告費と予想されるB2サイズの折り込みチラシについても話題になっている。
何が話題になっているかというとその独特なデザインと言葉の言い回しである。
哲学的なフレーズや抽象的な表現を用いてナチュラルでオーガニックなイメージにしたいというブランディング戦略の一貫のようだが、宗教っぽさを感じるという意見が見受けられる。
④大規模な新規人材募集
2023年夏、新事業開始に向けて数百人規模の人材募集をかけた。
人数だけではなく、社長である吉田嘉明氏の警備・護衛をする「警備隊」というユニークな募集も行っており注目された。
スタートアップ企業が一度にこれだけ大量の人材を採用するほどの事業拡大スピードが、企業の持続可能な成長を懸念する要因の1つである。
⑤平均年収が高額すぎる
人材募集時に公表された平均年収が年間賞与5ヶ月で1324万円だった。
さらには管理職に至っては最大2910万円の待遇で募集された。
優秀な人材は企業の健全な成長には欠かせない要素ではあるが、異常に高額な給与も、やはり持続可能性が疑われる。
⑥急速な増資
資本金10億で立ち上げた会社であるが、2024年に500億の増資を予定している。
通常、増資は前向きな印象を与えるが、2022年に設立された会社では異例の規模・スピード感ともの増資であり、投資家の不安を煽る形となった。
さらに、資本の使用用途が不透明であることも懸念の原因となっている。
⑦商材のコスパが悪い
競合他社と比べても価格設定が高く、すでにAmazonや楽天など大手通販会社が複数ある苛烈な市場での勝負に不安が寄せられている。
⑧超高速通販?
全自動配送システムを導入した物流の新拠点によって、従来に比べて配送スピードの短縮が実現したが、聞き馴染みのない”超高速通販”という言葉が、胡散臭い印象を与えている。
大和心 通販(かぜとゆき通販)の口コミ
平均年収1324万とか凄すぎる
差別主義者がヘイトスピーチを吐けば当然、賛同より非難の声が多くなるに決まってる
何が超高速なのかは一切書かれてない
なかなか香ばしい募集要項
わざわざ会社を立ち上げてまでしてこんなフツーの物を高値で売るの?
「大和心」という特大の折込チラシの第一印象は「怪しい」第二印象は「宗教?」内容をざっと読んでの第三印象は「怪しい」
2022年7月に新会社 株式会社大手総合通販大和心設立準備室を設立。資本金は10億円。本会社への移行時には、500億円の増資を計画
大企業のトップが卑劣な差別行為を行っている
会長の警備隊という職種を募集している。身の危険を感じているのか。
実際のサービスや商品の品質に対する評価よりも、チラシや人材募集、吉田嘉明氏の発言に対する疑問や批判の声が多く見られた。
まとめ
急速で大規模な増資・人材募集、給与の高さから企業の経営安定性、持続可能性の面での懸念が多かった。
競合他社が多い市場ということもあり、より不安が募る結果になったと考えられる。
しかしながら、競合が多いため大胆かつ奇抜な戦略で差別化を図っていると筆者は推測する。
実績と信頼のあるDHCという会社を創業した吉田嘉明氏の新しい企業の経営・生存戦略に今後も注目していきたい。